かなりスケートの詳しい人でも、北米では日本と違って北米では年齢制限がないに等しいため、あれれ?と思うようです。
shutterstock_342198671 ともかく北米では競技人口が常に20万人をこえています。
 シニアとジュニアの下のクラスはノービス、インターメディエイト、ジュビナイル、プレジュビナイル、ビギナーと分けられています。(細かく分けるともっとあって、きりがないのです)

 大ざっぱにいうと、北米ではノービスは10代後半が多いです。
 ノービスではさすがに上位入賞者は安定したダブルアクセル、それからトリプルを幾つか、入れてくる感じかな。
 新女王になったアリッサ・リュウは小さいときから、別格といっていいでしょう。

前おきはこれぐらいにして、以下が簡単な用語集です。








〇pre juvenile  プレがつくと英語はたいてい「前の」という意味になります。(例、試合前に記者席で食べる飯→pre meal) 競技をはじめたばかりの選手で、ショートがなく、フリー1本。プログラムの長さは2分です。ジャンプ5つ、スピン2つ。

〇juvenile  プログラムの長さは2分20秒。ジャンプ5つ、スピン2つ。

〇Intermediate プログラムの長さは2分40秒。ジャンプ6つ、スピン2つ。
 新女王、アリッサ・リウのインターメディエイト時代。上位にくる選手はダブルアクセルを入れてきます。
 

〇Novice プログラムが3分。(男子は30秒+)上位にくる選手はダブルアクセルとトリプルいくつかというレベルです。ノービスからショートとフリー、2本のプログラムが必要になります。

 アリッサ・リウのノービス時代。

https://www.youtube.com/watch?v=XV0G1FtRYlI

〇Junior プログラム3分30秒(男子は30秒+)


〇Senior プログラム4分 (男子は30秒+)
 
〇Regional 日本でいうブロック大会です。リジョナルは「地域」という単語なので、覚えておくと便利です。北米には12のリジョナル大会があり、それぞれ予選と本選があり、それぞれのクラスで上位4名だけが次のセクショナルにすすめます。なので上位4位というのは、北米のスケーターたちにとって特別な意味をもっています。表彰式のメダルも4位まで。上から金、銀、銅、ピューター(すずが主成分とのこと)です。

〇Pewter(すずが主成分とのこと) 4位にあたえられる名誉とメダルのこと。

〇Sectional 日本でいう東日本、西日本大会になります。北米では9つのセクショナルで行われ、それぞれのクラスで上位4名が晴れてナショナルへの出場権をつかみます。


〇Nationalいわゆる全米フィギュアスケート選手権のことを省略して、こういう呼びます。開催地は毎年変わります。これが世界選手権やオリンピックの代表選考会を兼ねています。バンケットを含めて約10日間、ジュビナイル、インターメディエイト、ノービス、ジュニア、シニア、それぞれのクラスで男子シングルと女子シングル、ペアとアイスダンスで競いあいます。日本と違うのは年齢制限があまりないことと、上位に入賞したからといって、上のクラスへ出場する制度がない点ぐらいだと思います。