いよいよスケートシーズンも本格化し、各地方でブロック大会が行われています。
9月20日~23日までダイドードリンコアイスアリーナで開催される『‘19東京フィギュアスケート選手権大会(以下・東京ブロック)』。ここからノービス選手は全日本ノービス、ジュニア、シニアは東日本、全日本を目指して戦っていきます。
大会初日となる9月21日(土曜)は11時35分からジュニア女子ショートプログラムが行われました。
注目選手の一人で、先日、JGPラトビア大会で8位だった住吉りをん選手(駒場学園高校)はケガのため、棄権。
ブロック大会とあって、ジャッジも「おお」と声をあげたくなるような方々ばかり。3番ジャッジに中野友加里さん、テクニカルスペシャリストには岡崎真さんがいました。
もちろん佐野稔コーチも健在です。
ジュニアショート1位は平金桐選手(明治神宮外苑SC)。星野有衣子さん振り付けの「Survivor」の曲にあわせ、冒頭トリプルフリップ+ダブルトゥループを決めます。トリプルループでは回転不足、ダブルアクセルでは両足着氷となりましたが、それでもジャンプはすべて高さがあり、クールな女性の雰囲気を醸し出す演技は圧巻でした。
ショート1位の平金選手。点数は50.36.
2位の横谷杏林選手(城西大城西スケート部)は鈴木明子さん振り付けの「クリムゾン・ラプソディ」。トリプルフリップ+トリプルトゥループを決め、テンポの良いメロディにあわせたステップ、スケーティングで魅せます。演技が終わると歓声とともにスタンディングオベーションが起こりました。
「フリップ+トゥは抜かないというのが目標で、パンクとかしないのが目標で、全部決めるのが一番の課題だったからそれが達成できたからよかった」と試合後、語った横谷選手。点数は48.31でした。
3位は岩男藍選手(明治神宮外苑FSC)。コーチの太田由希奈さん振り付けの『The Sleeping Beauty』。流れのあるジャンプと柔らかな体の動かし方は、まさに『眠れる森の美女』。
岩男選手は冒頭トリプルトゥ+トリプルトゥを決め、点数は47.23.
レポートはまだまだつづきます。
結果はこちらにアップされています。2019 東京ブロック選手権大会
<撮影・文 廉屋友美乃>