
優勝した畑崎李果(ももか)選手は、岩本英嗣さん振り付けの『ナルニア大国』を雄大に演じました。冒頭のトリプルルッツにコンビネーションがつけられず、表情がきっと引き締まりました。
トリプルループ、ダブルアクセル+トリプルトゥループ+ダブルトゥループの三連続を鮮やかに決めます。後半もスピードが落ちません。91.57という、ノービスとは思えない圧巻のスコアです。

畑崎「冒頭のジャンプは3+3のところが単発になってしまって、すごく悔しいんですけど、つぎのループジャンプが決まってうれしいんですけど、全日本で100点越えはしたいので、そこらへんは安定させて、もう少しいい演技ができたらいいです」

畑崎「そうですね。今日は110点ぐらい出す勢いでやったんですが、緊張しすぎて、最初の演技もふらついて。焦って、そしたらジャンプを失敗してしまった。そこらへんがコントロールできたらいいなと思います」

畑崎「苦手なジャンプが決まったことで余計に自信になったので、そこらへんは良かったなと」

畑崎「トリプルアクセルを決めたいのと、ノーミスの演技ができるようにしたいです」

畑崎「いま、練習をしていて、もうちょっと回転を回らなければいけないので、もっと練習して回れるようにしたいです」

畑崎「まだ3回転ちょっとしか回れないので、回転を増やして、片足で何本も降りられるようにしたいです」

畑崎「できればやりたいんですけど、頑張ります」
2位は高木謡(よう)選手(明治神宮外苑FSC)。プログラムは、星野有衣子さん振り付けの『Out of time』です。
冒頭のトリプルルッツは非常に高いジャンプで、トリプルフリップと次々にジャンプを決めていきます。トリプルルッツからのダブルトゥのコンビネーションはセカンドがややつまってしまいました。が、それでもスピード感あふれるダイナミックな演技で86.64と高得点。
冒頭のトリプルルッツは非常に高いジャンプで、トリプルフリップと次々にジャンプを決めていきます。トリプルルッツからのダブルトゥのコンビネーションはセカンドがややつまってしまいました。が、それでもスピード感あふれるダイナミックな演技で86.64と高得点。
終わるとこの表情。実は高木選手、演技前、あまりの緊張のため、泣いていたそう。

高木「緊張しすぎて、泣いちゃって。試合前。先生がグジグジしないで、ちゃんとやりなさいと言って。ちゃんとできてよかったです」

高木「うーん、夏季ジュニアでいい演技ができなくて。今回はちゃんとやらなきゃと思って、プレッシャーを感じて、ちょっと…」

高木「スピードと高さと集中で。先生にそう言われて意識してやりました」

高木「自己ベストで。トリプルループで手をついてしまったんですが、そこは全日本でなおして、ノーミスでやりたい」

高木「トリプルルッツも前よりは安定してきて。もっと確率があがるように練習します」

高木「演技終わったあと、ほっとして体の中があったかくなって。先生にぎゅーっとされたあと、“ああ、終わったんだ。いい演技ができたんだ”って思って。ホッとしました」

高木「(元気よく)はい」